平成一八年四月一九日「理容ラッキー宅」にて企画部主催で「若者たちの集い」を開催致しました。小駒副支部長が担当して支部組織内の若者たちに呼びかけ、全員三十歳代で構成されたのでその年齢で考え方や見方はみなさん同じ思いがするので持っている悩みも感じることが多くありました。
渡邉支部長が司会をして「どの分野からでもフリートークで」と持ちかけ、まず自己紹介をし氏名・年齢・入店年数などを発言して現在自分が持っている立場や組織を通して何を感じるかを討論して頂きました。
● 参加者の年齢を聞いて後がないことに驚いた。 |
● 2代目として壁を強く感じる。 |
● 組合は必要ないと思っている。 |
● 現在、責任ある立場にないので自由にしている |
● 組合組織が良くわからない |
● 美容と理容の業界差を感じている。 |
小駒副支部長が自分の子息を 引き合いに出してみなさんの悩みや壁を引き出してみることにチャレンジしたら、活発な意見が飛び出して来た。
それは親子の戦いでもあり、二代目としての意地もあって青年たちの将来の展望が出る、出ないの狭間での 苦悩を浮き彫りにした発言であった。
● 親が実権を握っているが自分の年齢だけが高くなるだけ不安を持つ。 |
● 来店客の年齢で店内のムードが左右するので店内ムード作りがむずかしい。 |
● 作業内容が違いすぎるので、実務作業で一致出来ないことで不安が先走る。 |
● 自分の来客と分業しているので、作業に支障はないが自分の来客が少ないだけ不安がある。 |
● 自分が若い時代は美容指向で高齢化すれば、理容に戻り作業する。 |
現在の状況を打開することができるかが議論され具体的な事例が小駒副支部長から提案されたその中でいくつかのことがそれぞれの経験で話が出された
● 親が元気で七十歳までも現役をすると言うのであれば自分が譲っていくことが賢明でもあると思う |
● 親の仕事も自分がチャレンジして、切り替えていくことに努力する。 |
● 自分に力がないので家に入り、時を待つことだけで不況の時勢を打開できない。 |
● 親の来客も自分が当たり、親の無形財産を自分が習得し自分の力としていく事に挑戦している。 |
最初の会議としての内容は討議に値する内容であったと思います。結論が出る内容ではありせんが青年たちが業界の情報を交換しながら自店の環境から捕らえた到達点に展望と不安が交錯することは真面目に考えるからこそ悩みになったり、年齢との限界点がそのような現象として表現されたのだと思いました。全国的に業界自体の高齢化が進み、美容との垣根が「業務独占」だけで防衛できることには限界があると判断して自らの防衛策を展望として持ち、次代の担い手としての心構えが大多数の参加者が考えてのことを思うと会議のいぎは大いに価値があったと思いました。
最後にこの会議を継続することを提案しましたら、多数の方々が二・三回継続して進めていったら良いのではないかとの意見が出され、みなさん「異議なし」ということで討議を進めていくことになりました。今回参加できなかった方々も次回に是非参加して頂きますようお願いいたします。