春が近づくと植物が待ち遠しくなったように一斉に芽を吹きます。
草木の芽吹きから葉枯れまでの一年間を小さな玉にして観察・観賞しその変化していく様を楽しむことができるのが「苔玉盆栽」です。
何方でも気持ちしだいで取り組むことが出来る苔玉は場所もとらず、植物の性質に見合った環境さえ整えば簡単に四季を肌で感じ取ることができます。
身近な場所に一鉢置いて日々その植物に目をやり、目まぐるしく過ぎていく日時に心安らぐ空間を演出してみませんかと呼びかけ集いました。
平成17年4月12日10時より名東支部女性部役員渡辺やす枝さんの指導で『苔玉盆栽』にチャレンジしました。
ケト土をちぎって細かくしながらケト土6割・赤玉土2割・富士砂2割でほぐすようによく混ぜ合わせる。
水を少しずつ加えて練るようにして混ぜ合わせる。
さらに練り上げ、パン生地程度の耳たぶ位のやわらかさが仕上がりの目安。
練り上がったケトは2つに分けて丸めておく。
アルミ線2本をネット裏側から十文字に通して、それぞれの先端を表側に出しておく。
ネットの表面にケト玉をちぎりながら用土を貼りつける。
植物を植え込みます、今回の植物はキキョウ・ススキ・野ギク・ミズヒキ草・ヘビイチゴなどを順次植え込みますが植物が生長したこと時のことを想像して景観よく背丈のある物は最後尾・地を這う植物は最前列にと指導がありました。 最後の仕上げに自生した水苔を表面に貼り付け出来上がりです。
参加されたみなさんが愛情込めて創作された苔玉盆栽は年間通してそれぞれの植物の特徴を季節に対応変化し成長していくでしょう。 その時を想定し仕上げてあるので『自分でも創作出来て、この植物が本当に開花させることができたら感動ものだなぁ』との感想なども出されどなたでも創作できる苔玉盆栽で楽しみな時間が持てる喜びを味わっていただけました。